おさらいとして前回の他動型底辺は、
全て相手の言われるままに貴方自身は
ATM化してしまった事が理解できず、
フィリピンにおいての底辺事業は何の
「知識・知恵」を出さず、
しかも予算も他人頼みの「とにかく仕事やらなきゃ」
的な考えの方との事業などは成功しないから
事業などやらずに気持ちよく「金をあげちゃいな」で
締めさせてもらったよね。
中級・勘違編では少しでも負けない様にするには
どうしたら良いのかを感じ取ってもらいたい。
スポンサーリンク
ここのレベルに達している日本人は年に数回は
渡比をしているいわゆる「ベテラン組」に
属するフィリピン通の武者どもだと思う。
でもやはり海外渡航歴の大半はフィリピンで、
朝鮮・台湾・タイ・香港とお手軽アジアが主流のようだ。
「フィリピンには何回来てるの?」が
たぶんステータスな挨拶なのだろう。
この言葉にはかなり奥の深い色々な意味が
含まれているので是非、考えて見てほしい。
フィリピンに何回来てるとか、
何年住んでるとかあまり何かを図る尺度としては
意味をなさないので
気を付けていただきたい。
以前こんな話があった、
私がプロジェクトリーダーとして
フィリピンの市場を開拓し始め日本人駐在を
現地に置くようになったのは3年後くらいの時、
それから2年の歳月でちょこちょこ
現地の顧客も増えて日本人の顧客も増えてきた。
最初に私がフィリピンへ連れて行った
従業員の日本人Aを、プロモーターをやっていた
日本人の社長に引き継ぎ紹介した時の事、
「君はフィリピンへは何回来てるの?」と
社長が従業員Aに問いかけた。
Aは「2回です」と社長に答えた。
社長は今で言うところのドヤ顔で
「もっと行かなきゃダメだな」
と私を見て言葉を発した、
私はその顔が今でも忘れられない。
私はその社長に従業員Aが
フィリピン滞在が2年半を過ぎているとは
その時は言わなかった。
この話でなんとなく感じ取って頂けるだろうか?
このポイントがフィリピンなのである。
これこそが「我こそはフィリピン通の武者」の思考回路なのである。
私がアメリカやヨーロッパ、他のアジア諸国で味わったことのない
まさにフィリピン独特の「中級・勘違いゾーン」に住まわれている諸氏と
それに乗せられる海外音痴の判断基準なのだろう。
フィリピンでのバックグラウンドを
きっちり精査してどのような状況で
長く滞在しているのか、
ここの所をよく見極めてほしい。
ただ嫁や彼女がフィリピン人で
滞在の年次だけが異様に長い、
しかし、
タガログ語での会話が出来ない
・英語も良くわからない。
とにかくコネクションがあると豪語する、
が実態が伴わない。
女の穴を追っかけて
長居をしているような奴らは凄くいる。
フィリピンではなんか簡単に
物事が進むと簡単に考えてしまいがちな点は
まさにフィリピンマジック。
やろうとしている事をアメリカ・イギリス・オーストラリア・シンガポール・
ニュージーランド・香港などに置き換えて考えてもらいたいよね。
提示した国は全て英語圏。
なんらフィリピンと変わりがない。
フィリピンに「長く滞在している」からと「良い事業を開業できる」とは
別次元の話であり、貴方の「運」もフル活用して精査してもらいたい。
最終判断は貴方だから、人の「フンドシ」で「漁夫の利」など無いことを。
もしかしたら、
その代償が貴方の
「命」かもしれない。
その意味をよく考えてほしい。