さあ いよいよ教訓の最終章 弩級・逝ってよし編を書く事を喜ばしく思う。
あまりにも、無謀無知で一気に過大な投資を行った「個人・組織・グループ」
等に関する事案である。
必ずと言っていいくらいに大口投資家連中がフィリピン・マジックに魅せられて
ことごとくヤラレテいる。

この手の大口の失敗に関する情報は一切出てこない。
なぜか??
実はその答えは非常に単純明快な答えなんだよね
「恥ずかしくって言えない」
「無かったことにしている」
「その後、一切フィリピンに関わらない」
これじゃ、情報の共有が一切できておらず後発組は常に「一から独学」で
過去に失敗している先人の教訓が一切得られていないのだよね。
また、この手のアドバイスがあったとしても一切聞く耳を持っていない。
なぜか??
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それはとてつもなく大きな予算を動かしているという
「得体のしない安心感」を持っているこの点に尽きる。
今風に言ったら「俺は大丈夫だよ」。←わらちゃいます。

組織・グループでパートナーシップで大きな投資予算を動かす諸氏も同じで、
全員が「組織・グループ・相棒」が守ってくれると全員が思っている点。
所属している組織に過度の安心感を抱いて行動した結果がかなり
「悲惨な結果」に繋がるよね。

これらの失敗組の情報が公にされていない結果として、
例えるなら、
18歳になったら自動車の免許を取るように新しい人材は押し寄せてくる。
それと入れ替えで高齢者は自ら免許を返納する。
フィリピンでの美味しい事業話は沢山あるけど裏では日本人の「負け組」の
貢献で成り立っている事か大いにある。
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次のが来たら「使用済みの投資家」は自動的に追い出される。
絶対に忘れてはイケない事だね。
過去に自動車関連の貿易をフィリピン国でかなりアレンジをしていた経緯が我々にはある。

そもそもは、スービック経済特区から始まり、諸事情によりルソン島の最北端に位置する
アパリ方面からさらに東方面に行く「サンターナ」というエリアに近いアイリーン港という

場所で最終的にフィリピン国での自動車貿易事業は終焉を迎えた。


これに至るまでに、第一段階から第四段階に至る現地の諸事情を「ガッツリ」確認してきた
我々だからこそ、現在も当地フィリピンで生き残っていられると自負する根拠にもなっている。
終焉第四段階での事象を記載するので何かを感じ取ってもらいたい。
その前に、終焉の第三段階の状況を説明しておくか。
大きなターニングポイントは2点あるんだな。
終焉の第三段階の状態ではフィリピン国への自動車の輸出は相当の困難を期していた。
実質、中古自動車の同国への輸入禁止措置に相当していた。

当時、よく我々が輸出していたのはトヨタ・マツダ・三菱・日産等の有名車種の型落ちを
主としていた。ご存知のように当地フィリピンでステーションワゴン系・バン系が特に人気がある。
この時期にようやく普通セダン系の自動車を輸入する業者が現れ始め、一部富裕層がスポーツカーの
注文をするようになっていた。


我々はこの時期に、BMW-Z3オープンのマニュアルを主に輸出していた。
また、国産の小型乗用車フィット・デミオ等の小排気量も当地で販売していた。


あまり知られていないが、BMWはドイツ本国で販売している車両の
カタログ上位モデルだけを日本に輸出している。
つまり、高級車両だけを選別しているんだよね。
でもって、日本は「世界一中古自動車が安い国」だって日本国民は知らないよね。
例えばBMW325内装本革低走行が20万円前後で購入できてしまうんだよね業者は。
ベンツだって同じこと。
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じゃフィリピンなどの後進国で販売されているグレードってどの程度の物なのか
確認したら、最下位のグレードなんたよね。
当時、我々が持ってきていたBMWのセダン系は全て6気筒エンジン。
なぜなら日本のBMW中古車の大半がこれらのモデルだから。
フィリピンで販売されていたBMWは4気筒エンジン等かなりモデルの差があったよね。

格安の上位グレードか新車より安く購入できるんじゃ、そりゃ現地ディーラーは政治的な圧力掛けてくるよね。
その他のディーラーもしかり、現地での販売モデルより良い中古モデルが日本から入ってきたら
太刀打ちできないしね。
これが第一のポイント!

次に、現地の政治家が主導してこの最北の地にスービックと同じような「経済特区」を構築する事を
スービック経済特区での乗用車両の輸入が禁止されてから考え始めていた。
その主たるメンバー構成は主にスービックの輸入車協会長が音頭を取りながら進めていたが、
メンバーに入っていたのがトンデモナイ奴らだった。
いわゆる「経済マフィア」な連中でその元締めみたいな奴「MrJ」がメンバーになっていた。

第一段階 スービック撤退期
第二段階 最北端の地開拓期
第三段階 政治的な圧力受難期
第四段階 汚職摘発終焉期
我々は常にこの「ろくでもない」奴らの情報は得ていたし、飯も共にした事がある。
「第二段階 最北端の地開拓期」にとても尽力した日本人の輸出チームがあった。
我々もそこに所属していた。

気がかりだったのはこの案件を主導していた社長の側近がフィリピン人女性でMrJと繋がっていた事を
音頭をとっていた社長自身知らなかったし他の者も感知していなかった。
このプロジェクトチームの中でフィリピンに本腰を入れていたのは我々の会社で他の物は


「フィリピンからの美味しい話」程度の考えでフィリピンへの渡航歴はなかった。
ただ、主導していた社長は自動車運搬船のチャーター船を動かせるくらいの実力の持ち主だった。
この話は相当長いので結果を言う。
全員「やられてしまった」。
6社くらいのメンバーで1社当たりの負債が8千万円くらいだったと後からこの社長に聞いた。
我々の会社は途中でこのメンバーから離脱した。
あまりにも関係深いフィリピン人を信じすぎており、
我々か得ていた情報と全く別のもんだったからだよね。
輸入通関に関する政府組織を半官半民で設立しておりそのメンバーになんと
「MrJ」も就任していた。汚職体制の確立に成功だよね。
このおかげで、追加投資のさらなる強要求で投資回収の見込みが立たないという事から
第二段階で活躍したメンバーは居なくなったよね。
この汚職体制が確立され過度に活動して中央政府から目を付けられたのが
「第三段階 政治的な圧力受難期」にも相当する。
これが第二のポイント!

これらの二大重要ポイントが「第三段階」において複雑に絡んでいた。
今考えれば、主導していたフィリピンの連中は終焉に向けて取り込め詐欺を
考えていたのではと結論づけられる。
我々はこの第三段階前半にはこの事業からの一時撤退を決めていた。
在庫車両をマニラの友人ショップへ移動し全て販売を完了していた。
さてある時、地方の友人から海外に商材を送る事業を考えている資産持ちの話を聞いていた。
若くして、親から財産を受け継いだ「二代目」である。

その者は、
日本の公益法人が主催している20歳から40歳までの入会可能な
「フリーメーソンもどき」みたいな団体に所属しており、
色々な海外へ行きためになる仕事を探しているとの事。
個人で行くのと違って、団体で視察に行くから海外の視察地ではとても「高待遇」で
向かい入れられるとの。
この団体に所属して事業を行えば問題なく海外でも進められると豪語していた。
初めての顔合わせで「所属組織自慢」だったので「やられる素質」を十分に兼ね備えていると
感じた。
あるとき、地方の友人からその「フリーメーソンもどき」に所属している者が、
フィリピンへ自動車と関連部品を輸出する事業を開業するから、
助言が欲しいとの依頼があり打ち合わせを持つことになった。
打ち合わせ冒頭、私は開口一番「この話に、MrJが絡んでるならやめた方が良い」
旨を伝えた。
結論か言うと、
この事業の首謀者はMrJで「フリーメーソンもどき」とのパートナーシップ事業と
言う事であった。
その事を聞いたら尚更、「やめろ」とアドバイスするのがこの打ち合わせの趣旨だと感じたが、
得体のしれない「安心感」と強大な「組織」の説明を我々にするだけで、我々の経験値からの
助言など聞き入れる状況ではなかった。
我々は危機回避の的確な助言をこの時にすでに伝えている。
数回、マニラでこの者とグループ所属の者と会って食をともにした事かある。
かなり「羽振りが良い」。
また、携帯の写真には「政府高官」や「警察組織の所長クラス」
との記念写真がズラリあり自慢げに私に見せていた。
完全に「フィリピンマジックに陶酔」している状況である。
さらに、現地PNP警察官のランクを取得したと豪語していた。
笑っちゃいます。


階級はPO3のバッチを持っていました
1等兵から上等兵相当のお土産の「ポリスバッチ」。
どう考えても、そんな状況はないよね。
完全に「洗脳完了」な状況に私の友人ともに驚愕した事忘れないね。
そもそも、「第四段階 汚職摘発終焉期」には最北端の地の有力政治家は
汚職で検挙されて失職しており、その娘と旦那(外国籍)が運営する
半官半民の税関組織も脱税と汚職で捜査されている情報を「フリーメーソンもどき」の
メンバーにはマニラでの夕食時にリークしているのに、、、
この時すでにMrJはミンダナオに出張という事でした。(逃亡ですよ)。

程よく最北端の地は全面輸入禁止になり、このプロジェクトに乗せられた者はほぼ「撃沈」。
さてこの完璧にフィリピン・マジックにかかった連中の損失額は「あらびっくり」。
5人いて1人の損失が少なくとも億単位。
この警察官の「バッチ」を取得した者は「1億半分千万」の焦げ付き。w
本人からその後聞いたんだよね。w
高い「警察官バッチ」でしたね。
ヤフーオークションだったらもっと安かったろうに。
すでにお分かりと思いますが、フィリピン・マジックに陶酔したら
「止まれないんです」「止められないんです」「他の助言が聞けないんです」
「宗教的な洗脳に陥るんです」
これが日本人か海外で「ヤラレテしまう」主たる要因です。
現在、日本政府はフィリピン国と鉄鋼関連の自由貿易を継続協議しています。
フィリピン国の要望は「人員の自由通行・就労関連」
日本国は鉄鋼関連でメインは中古自動車等。

現在、自動車関連の全ての輸入は「停止」しているので
フィリピン・マジックにかかる「日本人は居ません」が
もし、貿易が再開したら新たなターゲットが現れることは間違いないよね。
フィリピン・マジックにかからないようにこのブログを
拡散して予防線を張ってもらいたいよね。
条件が合えばフィリピン国のコンサルトもやってあげるから、
メール頂戴。

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負けるな「日本人」

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